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「あーん、なんか吸っちゃったぁ!」
普通ならイライラくるようなドジさ加減にも
目を瞑るよ。
なんせ、身体で全部埋め合わせてもらうからね?
「よく吸うでしょ?
吸引力の変わらないただひとつの掃除機だからね?」
謳い文句をそのまま引用。
なんて……何かを吸い込んでしまった、そんなことはどうでもいいんだと貴女に植え付ける。
これが甘やかしている、と見られるんだったら
好都合だ。
全部、ちゃあんと責任取ってもらうから。
お互いが1日の丸々を休日に当てられるのも
オレが移植医療に進んだからだし
望絵さんがバイトだからだ。
そんな昼下がりから
「望絵さん……」
堂々と
貴女を丸裸にして
「気持ちいい?」
「ん、ン、ンんっ」
40とは……40手前とは思えない膚の張り。
腰のくびれも
背中の筋肉も
腹の筋肉も
腕や脚のそれも、全て年相応ではない。
寧ろ、もっともっと若い。
噛んでも
食んでも
叩いても
打ち付けても
返ってくる。
オレは貴女と初めて交わしたあの日を忘れたことは無いよ?
我慢出来なくて
連れ込んだトイレの個室で
望絵さん、貴女に挿入リ込んだ瞬間に
足元から
頭の先から
身体の中心に向かって夥しいくらいに駆け抜けた
悪寒と快感を、死んでも忘れることはない。
「望絵さん、何して欲しいか教えて?」
2日と半分、オレをほったらかしたんだ。
それに
数々の至らない点は
身体で返してもらう。
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