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蹴れどそれも旦那が居れば自然と起こらない
でも今は違う
確実に震えは増し、動悸は静まるどころか全力疾走した時のように速く脈打つ
なんだろう
なんだか怖い
不安だ
暫くうずくまって居ると旦那がアタシの異変に気付いたのか
寝ていた筈の意識をハッキリと呼び戻し
名前を呼びながらこちらへと駆け寄って来てくる
「ひよ、どしたん?しんどいか?息出来るか?ひよ?ひよちゃん?」
ぜぇぜぇと肩で息をするアタシの頭を抱き背中を撫でてくれる大きな手
耳に伝わってくる旦那の心音
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