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「いつ寝たかもわからない。私としたことが」
「ふふ、私もですよwだって、誠二がいなくなっていて心配なのに、ぐっすり寝てしまって、驚きましたよ!」
「……こんなに寝てしまったのは、どのくらいぶりだろうか」
「そんなに?」
「紗英のことがあってから……ずっと寝れなかった」
「私よりだいぶ前から眠れなくなっていたなんて」
「円花さんも?」
「眠ると怖くなっちゃって……起きていても色々考えちゃうから、結局一緒なんだけどね。でも、昨日はあなたの手の温もりが、遥人の温もりに似ていて心地よかった」
「私もだ。あまりに気持ちがよくて、起きれなかった」
「口開けて寝ていたからねw」
「え!」
「そんなに驚くこと?誰だって口開けたり、半目で寝てたりするわよ」
「そうか…そうだよな」
「そうよw」
“ガラッ……”
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