甘く、切ない、涙。

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久しぶりの日本。 こんなに狭くて人が多いところだったのかな。 「誠二、大丈夫?」 「ごめん、ちょっと……」 「大丈夫だよ、座って休もう。」 「いや…大丈夫。行こう。」 「だけど…」 誠二は口にはしなかったけど、日本に着いて少しでも早く美緒さんに会いたくなったんだろう。 身体の自由はきかなくなってきているのに 一生懸命一歩一歩前に歩いている誠二の姿を見ればわかる。 ホテルに行きたいという私に 寄る処があるから先に私にホテルに行っててといった誠二 きっと美緒さんに会いにいくんだろう もしかしたら、もう帰って来ないかもしれない。 そう思いながらホテルへ1人で向かったけど 誠二は辛そうな表情をしてホテルに帰ってきた。 唇に女性もののリップをつけて――
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