焦りと偽り

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※司視点 赤嶺 涼。お前、葵に惚れてたのか… なら、あの日の要へのハグはなんだ? 同盟を組むって言っても… 葵の気持ちまでは俺にはどうすることも出来ない。 それに葵の気にしている母親の事… 赤嶺に話すのは葵本人の意志に任せるべきか? いや、教室での赤嶺に質問攻めにされてた葵の嫌そうな…でもそうでもないような顔。 分からん。 いくら幼馴染みとはいえ、分からんぞ。 葵は恋したことがない。 むしろ、ややブラコンだ。 要を大事に思っているのは確かだ。 赤嶺ならそんな葵を受け入れるだろうか… 外見に惚れてるのなら内面も知らないと。 いや、当たり前だよな。 赤嶺…お前どれだけの可能性を秘めているんだ?まだ確実にバカキャラ設定だぞ。 俺はお前を知らなければならない。 それが条件だ。
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