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「俺は、ピーター・ミラー。ピートって呼んでくれ」
歩み寄ってきたジョスへと手を差し伸べて、男は人懐こい笑顔のままでそう言った。
「ジョサイア・コールマンだ。俺もジョスで良い」
ピートの手を握り、ジョスも笑顔で答えた。
「そうか!こいつは、相棒のジョージ・パーマーだ」
頷いたピートは隣に立つ黒人の男を見やってそう続けた。
「よろしくな」
「よろしく」
ジョージが短く言って手を差し出すと、ジョスも一言答えて握手を交わした。
「見ての通り他の連中は出払ってるから、後で追々紹介するとして…。まずは、最初の仕事だ」
ジョージはそう言うと、親指で後ろの課長室を示した。
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