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??「酷いよな~俺らが京の町を守ってやってるってのに良い噂の一つも聞きやしねぇ」
??「そうですねぇ…でもまぁ仕方ありませんよ。副長があんな仏頂面の方じゃ」
土方「うるせぇな、ちゃんと見回りしねぇか!平助、総司!」
平助「はいはーい。んじゃ俺はあっちを…」
だるそうにしながらも、しっかりと刀を腰に指し、フラフラと隊を離れていくのは新選組八番隊組長の藤堂平助
総司「平助、油断は禁物ですよ?」
柔らかい物腰に、落ち着きのある口調、だがその目は確かに人を殺している目。
そして男とは思えないほどの美しい顔立ちの持ち主である新選組一番隊組長の沖田総司
土方「無駄口は叩くな」
大勢の隊の中にいても一際目立つ存在。
その威圧感、鋭い目つき、にこりともしないその男こそ、新選組鬼の副長 土方歳三
総司「いくら見回りが大切だからといって幹部がこんな昼間から出回っていていいんですか?」
沖田総司は返事はするものの、見回りはせず、土方の傍らで彼をじっと見つめる
土方「最近じゃ昼間っからご法度なことをする奴らが増えてるからなぁ」
尊皇攘夷派の動きが活発になってきている今、手を抜くわけにはいかないということだ
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