秋の空

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雪「強く…なん、て…なれない…もんっ…うぅ…雪は女の子だから…しちゃいけないって…うぅっ…」 金「……そんなことはないぞ?女子だからとか男子だからとかはな!仕方の無いことだ!だが、自分が何をしたいのか、どうしたいのかそれを決めるのは自分だけなのだからな!」 にかっと笑顔を見せる金平糖 雪「自分…で?ぐすっ…」 金「あぁ!自分で!俺も今日、道場の皆には反対されていたが、自分の意思で京の町まで来た!」 と自慢げに話す金平糖 雪「どうじょう?おじさん、京の人じゃないの?」 金「お、おじさん;;;…あ、あぁ!そうなんだが…俺は……俺達は京で……ってこんなことをしてる場合ではなかった!お嬢ちゃん、強くなれ!そして暗くなる前に家に戻りなさい!」 金平糖はそう言うと土手の上まで雪を運び 金「これで着物の汚れを取りなさい」 1枚の手ぬぐいを渡し、走っていってしまった 雪「強く…なる。自分の意思で…決める…」 男が走っていった方向の空に夕焼けが美しく空を秋色に染めていた
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