根無し草

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「ちゃんと話は出来ましたか」 「僕なりに。陽介さんは?」 「はい、俺も、俺なりに」 「佑さん、大丈夫かな」 「心配すか」 「あの人、なんだかんだ寂しがりだから」 「意外に涙もろいっすよね」 「そうそう」 「心配なのはわかりますけど、佑さんに抱きついてるの見たときはちょっと妬きました」 「なっ……佑さんにまで妬くことないでしょう?」 「妬きますよ。何気にあの人が一番のライバルだと思ってるんで、俺」 「呆れた……顔怖い。怒ってるんですか」 「怒ってないけど拗ねてます」 「ぷっ……あはは」 「またいつでも、二人で飲みに行きましょう」 「……はい、そうですね」 END ※※※※※※※※※※※※※※※※ 佑さんと別れて車に乗り込んだ二人。 こんな会話をしていたかもね。 真琴にとって佑さんはやっぱりある意味特別で、番犬はちゃんとそこらを嗅ぎつけているわけですよ。 ふふ。 このあと ラブラブ同棲ショートショート の、予定←まだ未定
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