【本文】鋼。｜2ページ - 小説投稿エブリスタ

わらわら湧いた醜態をさらさら晒すお召し物側を無くした魂は皮を被ってお人好しカチカチ刻む時の針ゆっくり疎遠になる夕陽入道雲をなぞるのは冷たい雨になる想い打ち付けるのはザーザーと心閉ざした鍵ばかり次々消える人の名を聞くは禁忌と日々嘆く溶け込む影は永遠を欲してならない何時までも飲み込む業は次々と扉を開ける欲知らず人の意見を聞かぬのは都合の悪い事ばかり

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