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『は~やっぱ酒はうめぇ~なぁぁぁ~』
『ゴーレムさん!飲み過ぎですよ!』
『たくやがこの村にきてもう10年か~………』
たくやの思い出を話し出すこのゴーレムのおじさんは今年で45歳
たくやが森でモンスターに襲われてるとこを助け
村まで案内してくれた
ゴーレムのおじさんは命の恩人であり
村大工の師匠だ
『たくやお前なもっと魔法の勉強しろよ~~~
お前は素質あるって~』
この世界はガスがなく
ご飯を炊くのも火を起こし
お風呂も火で沸かす
電気はあるのだが明かりや照明ぐらいしか使われてない
…
10年前…火をつけるのに困ってたおじさんに
現実の生活から来た、
たくやが、火をつけてやってから
おじさんは『魔法だ!魔法だ!この村に魔法使いが来たぞぉぉぉ!!!』
って騒ぎだした
たくやの右手には100円ライターが…
現実からこの世界に来る時
偶然入ってたライターだった
酒を胃の中に流し込みながら話すゴーレム
『も~ゴーレムさん!
あれは魔法じゃないですよ~~~~~~』
『いや!魔法だ!あんな魔気を感じない魔法初めてだ!お前は将来偉大な魔法使いになるだろう』
・
・
・
・
そう話してると突然
酒場の客席の明かりが薄暗くなった
『ヤッホォォォォォォォ~~~~~~!!!!』
異常なまでに盛り上がるゴーレムのおっちゃん
照明が回りだし
派手な音楽が鳴りだす
踊り子レイヤの
ショータイムだ
たくやは…
『ウォォォォォォォウォォォォォォォ!!!』
たくやもレイヤのファン らしい
毎日ゴーレムのおじさんと大工の仕事が終わったら
ここの酒場に来ていた
ここの世界はどんだけお酒を飲んでも一晩寝ればスッキリ元気
二日酔いなど絶対しなかった
ある日たくやは仕事中に
屋根から落ちて
右足を骨折した…だが…
一晩寝れば骨折が治ってた…
ゴーレムさんに『なんで』と聞いても普通だろ?の一言だった
とにかくこの世界の酒はうまかった
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