レベル7

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『しかし…レイヤって綺麗だな…』 レイヤを見つめ お酒を飲むゴーレム たくやはそんなゴーレムを見て 『そんな事言ったら奥さんに悪いですよ!』 ゴーレムはチラッとたくやを見て 『そうだな~~奥さんに悪いよな~~』 レイヤを見ながら言う… 『たくや~お前もいい歳だろ~~~彼女とか作らないのか~~~~』 『い”っ…いや…俺は………』 たくやはレイヤを見る ゴーレムはたくやを見ながらにやけ、フンッと鼻で笑い、酒を飲む たくやはレイヤの事が好きだった… ・ ・ レイヤは15歳 この世界では立派な成人 たくやがこの村に来たのは10年前 レイヤが5歳の時にこの世界に吸い込まれた ゲームの世界に… 10年前の踊り子は顔や体がカクカクと人間とは思えない程 四角い体をしてた もちろんゴーレムのおじさんや村の人々 モンスターさえ たくや自身もカクカクな四角い体 昔のゲーム機は画像が悪かったから仕方がないが…… しかしこの10年で大きく変わった 現実の世界が進化している事がわかる…… どんどん年を重ねる毎に 細かくなっていく 景色も最初は小学生が書いた絵みたいだったが 今は実に綺麗!美しい! 横にいるおじさんがこんなにハゲでデブだったとは… たくやはレイヤを見つめる 現実の世界でも見た事ないほど綺麗だ…… ・ ・ ・ レイヤのショーが終わり ゴーレムと思い出話がスタート 『本当に底無しですね!ゴーレムさんは!』 酔っ払いのたくやは笑う 『当たり前だろ?底無しだ!ここの酒はうますぎんだよ!!!!』 笑いながら話すゴーレム 『明日は教会の屋根の修理だったな!そろそろ帰るか!』 『はい!』 たくやはゴーレムさんが用意してくれた小屋に戻り すやすやと眠る この村に居座るたくやに   冒険はない…… 次の日……  
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