第一章 

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  * 数十年後 「母さん、ただいま!」 「お帰り、スティーブ」 「ふぇー、今日も暑くて死にかけたわい」 「トムもお帰り」 フォックス家の夕方はいつもこんな感じ。 息子のスティーブがボクシングの練習から帰ってくるのと同時にトムも畑仕事を終わらせて帰ってくる。そしてそれをマリーが待つ。 ただこの日は少し違った。 マリーが扉を閉めようとしたとき 「トム、スティーブいるか!?」 年なのに縦長リーゼント、しかも凄く高さもある人物がフォックス家に飛び込んできた。 「兄さん!?」 「よ、マリー!トム借りるぞ」 「ん?また何か悪いことでも企んでるの?」 飛び込んできた人物、マリーの兄でもあるポールは昔からやんちゃをしてきたことで有名だ。 「ノンノンノン♪むしろ良いこと」  
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