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走るために泳ぐために、生き物は変わってゆき、そんな中でわたしは、変わりようを選ぶ幸福と不幸を背負っている。これからどう強くなるか、どう弱くなるか、選べてしまう。
一人では立てもしなかった赤ん坊達の大半が、声を上げ、自ら立つことを選択するのだから。それはその先の変化を、変われてしまうし変わらずにいてしまうことを、祝福し呪っている。
選ぼう。わたしたちはきっと遥か昔、羊水から溢れた時分に声を上げることを選んでいる。だったら今更何を迷うんだろう?
掴んだ選択肢への祝いも呪いもすでに済んでいる。
もうあとは動くだけだ。
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