“再び悪のアジトへ”の巻

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 気づけば、スコールはいつの間にか去っている。きっと秋の山での夜空は、もっとステキな景色なんだろうな。 「あの…。緑子…。」 「何?海斗?」 「ううん、なんでもない、今はね…。 あの、秋が楽しみだな。 そんときにお前に言いたいことがあるんだ。 夏ももう少しだからさ、ちょっとの間、待っててくれよ。」 「え?何よ、気になるじゃない? (なんだろ?このドキドキは。) いいわ、待っててあげる。 しょうもないことだったら、ぶっ飛ばすわよ。」 「ハハ、たぶんぶん殴られはしないと思う。楽しみに待っててくれよ!」
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