白い雲、青い空

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翌日も忙しかった。 そして、イケメンに群がる女の子達も多かった。 「いらっしゃいませぇ」 次から次と来るお客さんに、声をかける。 「ご注文は?」 と聞いた私に3人組のお姉さん達は、 「どうして貴方なのよ。楽君呼んでよ」 と言う。 知るか、そんなのと思いつつも、 「あ、はいかしこまりました」 と返す。 「楽、ここのお客さん呼んでる」 奥のテーブルを接客してた楽に呼び掛ける。 「知るかよ!こっちは忙しいんだ。自分で何とかしやがれ」 うん・・・言うと思ったよ。 「・・・と、言う事なんで、ご注文をどうぞ」 残念そうに楽を見るお姉さん達に言う。 「なんなのよ、もう」 「ほんとほんと」 と言いつつも注文をするお姉さん達は、そう悪い人達でも無いのだろう。 面倒くさく、ウザいのは変わりないけれど。 厨房へと注文をする通して、何度目かになる溜め息をついたのは間違いない。
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