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「私だってね、流石にね、日焼けしないとまずいかなあと思うわけですよ」 「はいはい」 「見てよ、この気持ち悪い魚の腹みたいな青白い感じ、自分で見てても気持ち悪い」 「分かってるなら無理してでも外へ行け」 むーっと頬を膨らませてみると、妹にキモイと罵られた。ひどい。 「……姉ちゃん、大学にはちゃんと行ってるんだから、バイトかなんか始めたらいいんじゃないの?」 「バイト?」 「そうそう、そうしたら外に出なきゃいけない理由が出来て、嫌でも外に出るじゃん」 「なるほど」 もそもそと床を這って、部屋から自分のノートPCを取ってくる。 ちなみに、何故、スマホじゃないかというと、スマホは使いすぎて充電がないのだ。 電源を入れて、妹の言うとおりに自分家の近くのバイト募集を探してみる。 黙った私に気を良くしたのか、妹は座り込んでスマホをいじり始めた。 自分のコミュニケーション力の無さに気が付いて妹に泣きつくのは、この1時間後である。
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