深夜の体育館

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………… 突然のキスにボクは身体から力が抜けていくのを感じた… 「フフ…これ3度めね… ハルくん、あたしのファーストキスをもらってありがとね!」 唇から離れた彼女の顔は真っ赤だった… 「………は、初めて?」 彼女も初めてのキスだったことを知ったボクは目を大きく開いた。 「ぼ、ボクも…は、初めて…だった…」 人生初のキスを奪った相手が彼女だったことを嬉しく思い、彼女の首に手を回し唇を塞いだ。 チュバ、チュバ…… ボクと彼女の舌を絡めるイヤらしい音が静かなホール内に響いた… ー數十分後 「お、お、邪魔、します…」 彼女は大きなバッグを持って玄関でモジモジしていた…
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