35人が本棚に入れています
本棚に追加
「この部には眼鏡っ子が足りないと思うんだ」
「はい、確かに日々様の言うとおりです」
帝が神妙な顔つきでうなずく。
「もし真の眼鏡っ子の生態を知らなければ、小説にもリアリティが出ないからね」
「ちょ、待てって。何か知らんが、失礼だぞ」
「いや、焔君は眼鏡っ子には入らないでしょう。眼鏡っ子というのは、その知的さこそが最大の魅力のはず。焔君のように格好よく付けこなしていては、眼鏡が泣きます」
「何でだよ」
最初のコメントを投稿しよう!