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「う~、かえって目が疲れるぞ」
日々は眼鏡を外し、ツルに返す。
「とにかくお前ら~、フェルト先生の言った通り、良い小説を書くには何事も経験。次回の会議までに、自分の小説に眼鏡っ子を登場させることだー」
「え~……俺の小説の作風と合わねーじゃん」
ぶつぶつ文句を吐き出す焔に、帝が言った。
「焔君、想像して見て下さい。水(すい)さんが眼鏡を装着している姿を」
ぴく。
焔の顔が硬直する。
「正直私は日々様一色なので残念ですが、中々いいものですね」
「てめ、人の姉で変な想像してんじゃねーよ……」
といいつつも、眼鏡を掛けた自分の姉の姿を想像して悪くない、と思う焔だった。
END
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