帝と焔

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 「その女性が日々様のような愛らしさ全開の天使の如き無垢な顔立ちか、人生を生き疲れた熟女のような顔か、さあどちらが良いですか」  「……そりゃ天使の日々だよな」  「でしょう」  勝ったとばかりにドヤ顔をする帝。  「ちょっと待て、それおかしいだろ!なんで中間がないんだよ」  「うっ……」  帝は口元を抑えて、苦しそうに俯く。  「って、どうした?」  「いえ、日々様の御身に熟女の顔がはまっているのを想像してしまい……」  「……真正だ」
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