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やっぱりあなたが好き
外に出たら雨が降っていた
(雨、苦手なんだよね・・・)
私はとぼとぼと公園を歩いた
(ここから彼の家は遠くなかったはず・・・)
私はまたあの人と会ったベンチに座る
なんだか雨に濡れて寂しくなってきた
(もう・・・彼は私のことなんて忘れちゃったかな)
そんな風に雨の空を見上げていると
向こうから彼が走ってきたのを見つけた
「お前・・・・よかった・・・探してたんだぞ?何日も居なくなりやがって・・・」
彼は濡れるのも構わず私を抱き締めてくれた
そんなに外が得意な人じゃないはずなのに
(私を探しに来てくれたのね!!)
私は彼の腕の中で、幸せを感じながら
・・・やっぱり彼が好きなんだと自覚した
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