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何度も入った類の部屋。
でも、こんなに緊張したのは初めて。
「真弘……」
そんなに見つめないでほしい。
さっきからドキドキしすぎて心臓が壊れそうなんだから。
類と一緒にベッドに倒れ込むと、直ぐにキスが落ちてきた。
啄むようなバードキス。
チュッチュッと何度も角度を変えながら、僕の唇を刺激する。
気持ちいい……
緊張が緩んだ瞬間に類の舌がヌルリと入ってきた。
やっぱりこの感触は慣れない。
無意識に逃げようとする体を押さえこまれ、更に奥深く舌が侵入する。
口内を舐め回されると、それだけで変になりそう。
息継ぎをするタイミングがわからず、苦しくて思わず喘ぐと少し開いた隙間から空気が入ってきた。
はぁっ。
息を吸い込んでホッとしたのもつかの間、類の舌が僕のを捉えて強く吸う。
「あっ………んっ……」
背中が浮いて、体が弓なりに反る。
それを見越していたのか服が間繰り上げられ、類の手が胸の突起に触れた。
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