いよいよ……?

7/15
前へ
/275ページ
次へ
「やっ」 ほんの少し触れただけなのに、言葉とは反対に体は大きく反応を示す。 「フフっ、可愛い。 ここ、すごく敏感になったね」 最初は触られても何も感じなかったのに……。 恥ずかしくて目をつぶったのに、すぐに与えられた刺激に目を開ける。 さっきまで触れるだけだった突起に類がちゅるっと吸い付いた。 「あ、ン……。類、類っ、それヤだ」 舌で転がされて、吸われて、軽く歯を立てられる。 ビクビクと体を振るわす僕を類は嬉しそうに眺めて、今度は反対側に吸い付いた。 「うわぁ」 頭の先がビリビリとしびれて、一瞬意識を飛ばしそうになった。 怖い…… これまで以上に反応する体に戸惑う僕を安心させるように、類はぎゅっと手を握ってくれる。 「類どうしよう。僕変なんだ」 「変じゃないよ。 大丈夫、好きな人と触れあうとみんなそうなるんだよ。 だから、すごく嬉しい」 類は、おでこにチュッと優しいキスをくれた。 「嬉しいの?」 「うん。だから怖がらずに感じて」
/275ページ

最初のコメントを投稿しよう!

455人が本棚に入れています
本棚に追加