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このままでいいのか……。
心はホッとしたものの、体は類に翻弄されてもう何も考えられなくなる。
シャツのボタンを外された時も、ベルトが緩められた時も、気がついてはいたけど止める事ができなかった。
あっと言う間に、裸にされた僕は頬を染めながら類にお願いした。
「僕だけじゃ恥ずかしいから、類も脱いで」
途端に真っ赤になる類。
僕を見つめたまま頷くと、ベッドから降りて服を脱ぎ始めた。
あれ、今の方が恥ずかしい?
ベッドに裸で寝転んでいる自分を想像すると、穴があったら入りたいくらいだ。
だけど、身体中がしびれて指さえ自由に動かすことができない。
「あっ……」
類が離れても時おり襲う刺激に体が跳ねるのを、押さえることができない。
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