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「真弘、続きしてもいい?」
「うん」
再び降ってくるキスの雨。
「類……ん……あっ」
「真弘、大丈夫だから。力抜いて楽にして」
「でも……」
「信じて」
類は優しく笑うと、深いキスをしてきた。
「んっ………やっ」
キスの合間に声が漏れる。
類の手によって与えられる違和感は消えないが、求められている嬉しさが勝った。
どれくらい時間がたったんだろう。
額に玉の汗を浮かべた類が、僕の足を持ち上げた。
「真弘、力抜いてね」
「うん」
想像以上の痛さに力が入る。
「ああっ!」
類に中心を握られて腰が浮くと同時に、類がぐっと奥まで入ってきた。
ハッハッハッハッと短い呼吸を繰り返す。
「類、僕ちゃんと出来てる?」
類は僕の頭を優しく撫でてくれる。
「うん、出来てるよ」
「良かった………っ………はぁ」
「真弘、どうしたの?辛い?」
涙が頬を伝うのを見て、類が慌てだした。
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