初恋

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初恋が高校生って遅すぎるかな? でも、恋とは無縁だった僕が気がつけばいつも君を目で追っていたんだ。 君の笑顔を見るだけで、僕も笑顔になれたんだ。 京介……君が僕の初恋の相手だよ。 高校に入学してから、気が合ってよく一緒にいた5人。 その中に僕と京介はいた。 コールデンウィーク明け、5人の一人である大貴(だいき)が、野球部に部員が全く入らないと嘆いていた。 「どいつもこいつもサッカー部に入りやがって」 大貴は悔しそうにフェンスを叩いた。 サッカー部には20人の新入部員が入ったのに野球部はたったの5人で、このままじゃ試合に出られないらしいらしい。 「一生のお願いだ。お前ら入ってくれないか?」 僕たちは大貴に拝み倒されて、渋々野球部に入ることになった。 「やった。おまえら最高の仲間だ。 記念写真撮ろう」 はしゃいだ大貴の掛け声で、僕たち5人はここで写真を撮ったんだ。
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