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「私も誤解してたのわかってホッとしたし今日こうやって隣を歩いてるとまた同じように夕飯の材料買うのもいいかもって」
「あれはむきになっただけで誤解をとく気は全くなかったけど」
「どうして?」
「……説明にならないから。好きなのに手放す日が来るからあえてくくちゃんの気持ちを突っぱねるとか」
「……何がそうさせるの?」
「くくちゃんが真面目すぎて他の男にアプローチされてもオレを理由に幸せにならない選択するのは避けたいから」
「……じゃあ篭囲さんは言い寄ってきた女性が逆玉を狙える美しい人だったら私を捨てるの?」
「そんな人はオレに惚れないし目の前に現れてもお断り」
「……篭囲さんの杞憂を聞いて私もおんなじ気持ちなんだけど」
篭囲は困った顔をして「そっか」と答え内心それでも結婚となると別だろうと思っていた。
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