53人が本棚に入れています
本棚に追加
静也は呆れるよりも疑問に感じた。
なぜスマフォを使って連絡を取ったのにこういうミスが?
「実は……」
彼女は取り出したスマフォを静也に見せ「ちょうど画面のひび割れが時間表示と重なってて」と言った。
確かに何分か表す部分が見えない。
「……修理、だそう」
桐子は困った顔で「ごめん、腕時計が遅れてるの気づかなかった」と謝ったが静也の気持ちはだだ下がり状態で(二人でブラブラ街歩きでもしようと思ってたのに)と考えていた。
桐子は彼の機嫌を損ねたとおどおどし「今日は私一人でケータイショップ行ってくるからなんかごめん」と謝った。
彼はムッとして「せめて二人で過ごすことは変えたくないんだけど」と言い桐子は素直に甘えておこうと思い「じゃ、一緒にいこ」と誘った。
最初のコメントを投稿しよう!