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「それはアンタのエゴよ」
「エゴだろうともっと彼に似合う世話焼きな女性と交際して女遊びを終わらせて欲しいんだもん」
「……そんなのアンタがどうこう言う権利はないじゃない」
紅箜は大きなため息をつき「仕事で接客しなきゃならないのがとっても憂鬱なのよー」と言った。
「好きだったって確かカフェで働いてる先輩よね?その先輩、女の趣味はどんな感じ?」
「かっっるいの、かわいい人や美人には八割声をかける。
残りの二割は本能で避けてるけどね。
捨てたらヤバそうとか、関わるとめんどくさそうとか」
「……どっちなんだろね、くくが嫌がってる女性」
「その人が本気だから怖いのよ。
浮気なんて許してくれないはずだから」
「……それ、教えてあげたら?」
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