第1章

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 その前に、あさひと合流しようと思って、 カフェであさひを待ってたら、ミキちゃん がアンディーのお散歩でやってきた。 「アンディー久しぶりー」 ミキちゃんは相変わらず可愛くて、思わず 見とれちゃう。  ミキちゃんにどっかであさひと会ったか 聞くと、あさひはもう図書館にいるらしい。  ミキちゃんに、あとで図書館に来るのか 聞くと、ご飯の支度をしてから来るって。  私はそれを聞いた時に、自分も先に夕飯 の支度をしてから図書館に行くことにした。  急いで、アパートに帰ると、台所にはす でに、マッシュポテトと、コーンスープと パスタソースが出来上がっていた。 「ちぇ、もう支度が終わってる」  あさひは、一人暮らしが長いのか、家事 全般にわたって、そつがない。  食事はいつもそんな感じで、私よりも先 に気がつくし、洗濯も、日曜日の私が寝て いる時に終わっている。  あとは掃除だけだけど、もともと物が少 ないし、掃除機もないから、あんまり必要 じゃない。  もっとも、掃除機があったって、毛足の 長いカーペットに土足だから、掃除なんて あんまり必要じゃないけどね。  なんだか、私が来る前も、私が来た後も あさひは一人暮らしをしてるだけで、私は 必要とされてない気がして、少し寂しかっ た。    とにかく、図書館に行くと、あさひはい つもの席で、いつもの様に勉強していた。
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