お散歩

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お散歩

真っ暗になったと思って暫くすると、 またお日様が見えるようになった。 ガラスとゆうものに映る僕は、 三角の目が二つ。 ギザギザのお口が一つ。 黒の帽子をかぶされ、マントを来たお洋服を着せられている。 でもおじさんの格好とも他の人間の顔とも違う。 それに、人間の持ち物に吊るされてふらふらっと揺れている。 だから、町というところを連れられているというのは何となくわかった。 人間の話しを聞きながら言葉を覚え、 なんとなくだがカボチャのお人形にされた事を理解した。
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