僕の存在意義

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そんな記憶が僕にはあって、それが最近のものなのか、昔のもなのか…。それとも、はるか昔の前世と言われているものの事なのかは分からない。 鮮明に覚えているのに、思い出せない。 記憶が酷くそのあとから曖昧なんだ。 だけど、この四角い白い部屋には僕とたまに来るあの人しかいなくて、年に4回出される外の景色だけが僕の色だ。 死ぬ時期は決まっていて、感情をどこかに置いてきてしまった僕には悲しみなんてものはなくて、ただ夢なのか、なんなのか気になる記憶があるだけ。 次に目が覚める時、僕はどこへ 行くのだろうか
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