Believe-本当の友達-

-２-

一度動き出した口は止まることを知らないみたいで気付けばもうすぐお昼休みが終わる時間まで話していた。

「先生！話聞いてくれてありがとうございました！」

素直にありがたい気持ちでいっぱいだった私は笑顔でお礼を言った。

「いいえ。こちらこそ話してくれてありがとう。藤原さんみたいなお弁当の初日にここに来てくれた生徒は初めてよ。私も楽しかったわ」

そんなことを言われてさらに嬉しくなった。

「あの…もし先生が迷惑じゃなければまた来てもいいですか？」

勇気を出して聞いてみた。
もしかしたらダメって言われちゃうかもしれない。

「ええ。もちろん！私が出張とかでいない時以外はいつでもいいわよ」

その答えに安心した。

「ありがとうございました！」

再度お礼を言って教室に戻った。