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「ルイさーん!! そろそろ起きてくださ……って、まぁ、起きてたんですね」
「おはようございます、嶋田さん」
「おはようございます。朝ごはん出来てますよ」
「ありがとうございます。すぐ下ります」
「お待ちしてますね」と言い、嶋田さんは部屋を出る
ルイはキャノピーベッドから素早く下り、二階にある洗面所へと向かった
洗顔と歯磨きを終え、また自室に戻る
クローゼットからピカピカの制服を取り出し、着替える
そして靴下まで履き終えると、姿見の前に立った
紺色のブレザーからは真っ白なカッターシャツがのぞき、胸元には茶色のリボン
くるりと身を翻すと、ベージュのタータンチェックのスカートがふわりと揺れる
今日から6年間、この制服に身を包むのだと思うとルイの胸は高鳴った
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