去りゆく夏はさみしいのにゃん。

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『もうやめてやるぅっ! じゃあまた来年ねぇ!』 「ああ……。  夏の風物詩、真夏の太陽をお面にかぶった一反木綿(いったんもめん)が、  あとも振り返らずに飛び去っていくわぁん。  それにしても……なんなのわん。ひとり取り残されたしまったような、  この寂寥とした込み上げてくる思いは。 『夏』を恋しく思ってか、それとも、『夏休み』をなのか……。  ふぅぅ。諸行無常の悲哀さえ感じてしまうわぁん」
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