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欲と熱と快感が混ざり合って、ぶつかり合う肌の音とかき回される水音に、互いの荒い息がひときわ大きく鼓膜を覆う。
「ひっ……もッ！ ああっ！」
先から蜜を垂らし続ける結月の昂ぶりが限界を訴えて、突き立てられた刺激に、一層強く膨れた。
「で、ちゃう……ッ！ ッ！！ あああああーーーッ！！！！」
「ッ！！」
開放と共に強く締め付けた奥に、仁志の欲が勢い良く吐き出される。
注ぐ度に蠢くそれと、流れこむ刺激にも悶え、結月は枕に縋り付きながら甘い声を口端から漏らした。
「……んっ……」
「……結月」
顔を寄せた仁志の唇が重なる。
達した余韻に浸りながら、労るような軽いキスを何度も交わした。
「っふ、ん……っ」
ズルリと引き出された刺激に小さく喘ぐと、仁志が狙ったように舌を差し入れてくる。
新たな欲を引き出すというよりは確かめるような口付けだが、空いた後ろから溢れていく感触も手伝って、結月は火照る身体にか細い喘ぎを上げた。
口付けを解いた仁志が、愉しげに瞳を緩める。
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