ゆるやかな絶景。

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はっさくをすっかり食べ終わってから、彼は言う。 キリを見せて。 あたしの頭はその時もう冴えていた。 陽の照るなか、彼から五メートルの距離で、バスローブを床に落とす。 睨むような目をしていたと思う。 それくらいの決心と決意が必要だったから。
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