36人が本棚に入れています
本棚に追加
さて、どこから見ようかしら。
あなた達はどこから見たい?
そう言えばあなた達には分からないことがあるんじゃないかしら?
それは、私のいた時間にあの子達がいた時間。
二つが共通している部分があること。
分かるかしら。
そう。私の友人達・・・・・・いえ、友人であった人達と彼らの友人達の名前が似ているということ。
先にそこを話しておこうかしら。
先に誤解を解いておくけど別に彼らの子孫という訳じゃない。
何回も言ってあるけど、これは運命によって決められた事。
私の呪いであり、東雲の呪いと言ってもいいわね。
じゃあなんで今のあの子達の仲間に彼等がいないのか。
と思う人もいるでしょう。
実はね?あの子の選択によって世界は刻一刻と変わっていくのよ。
あの子もそれを感じ取っているわ。
それを匂わせる事を何回か言ってると思うけど気付いたかしら?
くすくす。
その様子じゃ気付いていなかったみたいね?
御愁傷様。
まぁ、いいわ。教えてあげる。
あの子の犯した最初の選択ミス。
それは、呪いがかかった部長とか言う人の友人が呪いにかかったとき、
次の日に調査に行ったわね?
その時の行動メンバーよ。
あの時のメンバーは、桝田、岡本、あの子、
そして、渡邉、小鳥遊、智里だったっけ?
そこが間違い。
正解・・・というには語弊があるけれど、
今よりいい未来に行きたかったならば、
メンバーは
渡邉、智里、あの子。そして、
桝田、岡本、小鳥遊で行くべきだった。
因みに前者は捜索、後者は情報収集よ。
この選択ならば誰も死ぬことはなかった。
まぁ・・・桝田の友人である安達はたすからないけどね。
最初のコメントを投稿しよう!