第8章

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「それじゃそのダイヤ、どこでどう入手したのか聞かせてもらえるかね?」 打ち合わせ通り キンバリーは意地悪く追及する。 「これは……頂いたのよ」 「頂いた?ふうん、誰に?」 高いピンヒールを履いた貴恵と 小柄なキンバリーは全く同じ目線で睨み合い。 「……ダイヤ鉱山を持ってるお友達」 人目がある手前 女王様の方が折れた。 「本当に?」 「え、ええ……」 半分は嘘じゃないから 罪は半減する? 冗談じゃない。 「頂いたのは私よ」 そろそろ 目の上のたんこぶの出番だよ お姉様――。
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