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その異世界は、東西南北で陸が分かれている。今回は東の大陸の物語。
その大陸には城を中心に国を築いていた。その城の名は早目日城(はやめにしろ)
城の名前は城主である、早目 日高(はやめ ひだか)の名前から取られたものである。
日高は優しい性格で民の意見を積極的に取り入れていったため民に慕われていた。そして日高には妹がいた。名前は、早目 日和(はやめ ひより)と言った。全体的に髪はショートカットだが前髪が長く目が隠れるほどであった。
兄と同じく優しい性格だが兄以外の者とはあまり喋らず人見知りであった。だが彼女は武術をたしなんでいて城主である兄を一番近くで守っている。だが平和で城が攻められるということは起こっていないので兄からは「やらなくてもいいんだぞ?」と言われたがそれでも続けた。
唯一血が繋がっているのが兄だけだったからである。親はある日突然何者かに殺されてしまい仕方がないということで兄が城主の代わりになったのだが民の意見を積極的に取り入れていくという
珍しい政策をとったのが成功し、今では代わりではなく本物の城主として活躍している。がいつまた何者かが殺しに来るのか分からないので一番近くにいられる日和は武術を学び続けたのである。
まぁ、それがいつ来るのか……もう来ないのかとすら思えてしまうほど平和だったのだがある日突然
その平和は崩れた。
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