1 小道の再会

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「えっ……」 遠い昔に馴染んだ、懐かしい呼び名。 それに、私の脳内の過去が更に大きく扉を開ける。 だが、不意を突かれたほんのわずかな隙に、 私たちの距離は、表情すらはっきり確認できるものに縮まっていく。 そして、 「あっ!」 そこで初めて、私の脳内でもあの感覚が小さな閃光となり、白く光った。 「そうか、眼鏡……」
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