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朝目覚めると、母親の頭上にデジタルな数字が浮かんでいるのが見えた。
5という数字がはっきりと見えている。
疲れのせいだろうか、最近仕事で残業が続いてたからな。目をこすりながら、牛乳を一気飲みした。
嫌な嫌な月曜が始まった。
億劫さを音楽で吹き飛ばそうと、耳にイヤホンをつけて家を出た。
不純だと言われるかもしれないが、仕事に向かう道程には、少し遠回りすると女子校がある。
そこを通るのが毎日の楽しみだった。
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