迷い

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*** すっかり大きくなった買い物袋を抱えて 私たちは車に戻った 「ご・・・ごめん。本当に買いすぎちゃったね・・・」 中田君が持つ袋はどんだけ食べるの?!ってくらい膨らんでいる 「いいよ。俺、腹減ってるし。シェアしながら色々食べよう」 「うんっ。私、そこで珈琲買ってくる!!中田君も珈琲で大丈夫?」 「ありがとう。そしたら、ホットのブラックでお願い」 ・・・なんか、恋人同士みたい・・・・ 少しのドキドキを感じながら私はパン屋さんに併設された珈琲屋さんへ向かう ____ 珈琲を持って車に戻ると もう中田君はパンを咥えていた 「ははっ!!もう食べてるの?」 「うん。腹減った。めっちゃ美味しいよ」 私にもパンを差し出す 「ありがとう。じゃ、いっただっきまーす!!!!」 ・・・・・ん・・・んま!!! 「お・・おいしいね!!」 興奮して中田君を見ると 愛しそうな目で私を見ていた ・・・その目は・・・恥ずかしいっす!!! 思わずパッと目を逸らすと 「よし、じゃぁ車走らせながら食べますか・・・」 中田君が車を発進させる 「ごめんね。食べながら運転させちゃって」 「大丈夫、いつもやってるし。」 そう言って笑う彼は とても素敵だった ・・・・この人を好きになれたら きっと・・・・・きっと 幸せにしてもらえるんだろうな・・・・・
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