夢と現実

11/15
前へ
/382ページ
次へ
欲しい・・・ 欲しい・・・・? 欲しいって・・・つまり・・・その・・・ そういうこと?! 私はキスをしながら色んな可能性を考えた その結果 たどり着いたのは・・・・ つまり・・・・ エッチのことー???! ちょっと、待って!! 私・・・・変な下着・・・ いや、下着とかそういう問題じゃない シャワー・・・シャワーだって浴びてない いや、そういうことじゃないか・・・ そもそも先輩は私の恋人でもない つまり・・・ つまり・・・その・・・・ 「私!!!!」 そう叫ぶと、キスの最中の先輩がピタっと止まった 「・・・どうした?」 あ・・・あの・・・・・ 「や・・やっぱり・・・・セ・・・・・セフレとか・・・・無理ですからぁぁぁぁぁ!!!!!!」 叫んで思いっきり 先輩を押しのけた ポカーンとした先輩が私の力に負けてゴロンゴロンと転がる 無理無理無理!!! まだ未経験なのに・・・ そんな・・・・いきなりセフレなんて・・・・ ていうか・・・・先輩・・・いくらなんでも・・・・ひどい・・・・・・ ポロポロと自分でも気付かないうちに大粒の涙が零れ落ちた 「セ・・・セフレ・・・?」 先輩が転がったままマヌケな声で呟く 「だ・・だって・・・・。そう言う事でしょ? キスまではまだいいとしても・・・・ やっぱり、そういうことは ちゃんと付き合った人と・・・・」 そこまで言ったところで ガシャン!!!!! ・・・・?!!! 何かが落ちる音がした 「・・・・え?」 扉の向こうに誰かいる・・・? 寝室のドア越しに人の気配を感じる 様子を伺っていると バッターン!!!!!!!! 勢い良くドアが開いて 私は飛び上がった
/382ページ

最初のコメントを投稿しよう!

648人が本棚に入れています
本棚に追加