夢と現実

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「拓の馬鹿!!!」 呆れて そう言うと、拓は嬉しそうに笑って 「そういえば、コレお前が食いたがってたプリン買ってきてやったぞ」 さっき落とした袋の中からごそごそとプリンを出す 「あー!!コレすぐ売り切れてなかなか買えないやつだー!!!」 私がものすごく喜ぶ姿を 拓が先輩にも負けないくらい愛しい目で見ていたなんて 私には気付くことができなかった・・・・・ それから、私たちはプリンを食べながら昔話や 美奈との事 先輩との練習の話など 色んな話をした 先輩の件はイライラしながらあまり聞きたくないといわれたけど・・・・ ちなみに 拓は美奈のことが嫌いではないらしい でも、今は付き合う事ができないって・・・ 何で?と聞いたけど、ちゃんと教えてくれなかった それに・・・もう大人だし 恋愛経験もない私が何も言えない話題だ・・・・・ でも。いつか・・・ 拓と美奈が結ばれる日がくるかもしれない・・・・ そんな小さな期待を呑気な私はぼんやり考えていた
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