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「面倒なことになったな・・・」
ポツリと先輩が呟く
「これ・・・どうしましょう・・・・」
そうなると、この先どう対処したらいいのか全く分からない
「やっぱり、ザクロと話し合うのがベストかもな・・・」
先輩がため息交じりで言った
「そうですね・・・・」
本当に面倒なことになったぞ・・・
その思いが顔に出ていたのか
「ぷっ・・・ 俺のせいで 面倒なことに巻き込んで悪かった・・・・」
私の頭に大きい手が乗る
見上げると
先輩のこれでもかっていうくらい優しい顔がそこにあった
そんな顔されたら文句言えないし・・・・・
私はそのまま先輩の胸に顔を埋め
「別に巻き込まれたなんて・・・思ってません」
小さい嘘をつく
ふっと笑った先輩はそのまま私を優しく包み込んだ
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