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「やっぱり!噂では聞いていました・・・。今度私にもお仕事教えて下さい!!」
噂って・・なんだよ・・・
先輩の意外とそっけない態度に気付いていないのか・・・
それとも気にしていないのか
桜が入社以来一番と言っても過言ではないくらい 男に食いついた
うわぁ・・。やっぱり、自分に自信があると 凄いな・・・
なんとなく引いてみてると
「なんで、営業の俺があんたに仕事教えるの?」
せ・・先輩・・・今日、冷たくないっすか・・?
心なしか冷めた目のうえに、とげのある口調で 桜に問いかけている
「だって・・・先輩が指導したから 優花先輩こんなに凄いお仕事ができるんじゃないですか!!桜も、こんな風になりたいんです!!」
・・・こういうときくらい 自分の事『私』って言おうよ・・・
呆れたのと、ある意味尊敬する気持ちで彼女を呆然と見ていると
「は?あんた 優花と同じなんて一生なれないよ?
あんたとこいつ一緒にしないでくれる?そもそものスキルが全く違うんだよ。
それに、俺 あんたみたいな奴 一番嫌いなんだわ。」
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