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「テメェ………こうなる、こと………予測………してただろう、が………!」
「上手くいかないことは予想してたけどwwwwここまで怒るとは思ってなかったわwwwwwwwwあいつマジぶっ飛んでるだろwwww」
「笑って………ないで………とっとと、助けろよ!」
「はいはい、そんな喚くと骨に響く………よ!」ドドド
突然岩が誰もいない方向に弾け飛び、支えを失ったゲンガーが後ろ向きに倒れる。
「テメェ………!」
『はいはい、ワロスワロス。ついでだから治してあげるよ。大嘘憑き、骨折と肩に空いた穴をなかったことに。』
「あのヤロー………必ずぶっ殺してやる………!」
「ゲンガーきゅんじゃ無理無理。十本刀のメンバーもあっさりやられたの知ってるだろ?四天王の序列一位でどうにか互角ってとこだと思うよ、俺は?ま、俺にかかれば瞬殺だけどねwwww」
「言ってろ。その驕りがテメーの足を掬う。≪シャドー、撤退だ。任務は失敗。≫」
≪ヒヒヒ、承知しました隊長。≫
「およ?置いて帰っちゃうよ?そんなこと言うんならwwww」
「それにゃ及ばねーよ。………そら来た。」
「迎えに参りました、隊長。」
「およ?」
「シャドーのやつのもう一つの力だよ。やれ。」
「はい、只今。影の超界門。」
何処からともなく現れた骸骨のような人相の黒ずくめの男の足元から伸びる影が拡がる。
「あれ、これ、逆に俺がおいてけぼり食らうパターン?」
「サトウ殿は方舟とか言う便利な足をお持ちのようですので。失礼します、隊長。」
「おう。良くやった、シャドー。」
とぷん。そんな感じの音を立ててゲンガーとシャドーと呼ばれた男性は姿を消した。
「あららwwwwマジで置いてかれたwwww俺も戻ろ、ゲート!」
佐藤太朗も、黒い長方形に飲み込まれるように消えた。
時間は少し前後する。
特待生寮、裏手の森。
「よっ、ほっ、はっ、せやぁっ!」
無数の土人形相手に、獣人の少女が無双している。
『ジリリリリリ』
「おおおお………りゃあ!もう1分か。記録は………よし、自己ベスト更新!」
「お嬢さん、ちょっと良いかい?」
「ん?」
「この学園にとんでもない強さの編入生が入ってきたって聞いたんだが、何処にいるか知らないか?」
「………ヨシムラ君?たしか特待生寮に住んでると思うけど?」
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