身近な被害者

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朝起きるとやたらと外が騒がしい しばらくして落ち着いた頃に いつもの夏菜子さんが少し疲れた顔で 入ってきた、恐らく足の状態を見に来たのだろう。 「どうかしたんですか?」 いつも元気な夏菜子さんがこんなに疲れているなんて、きっと何かあったのだろうと思い聞いてみた。 「あ、ごめんなさい 顔に出てたかしら、実はね… 出たのよ、例のあれが」 話を聞くと、昨日言っていた患者が 例の死にあったらしく 朝からマスコミなどに質問攻めにされ 疲れていたのだそう。 「専門家もここに来てね 【七日夢病】なんて名前つけちゃって 名前より先に対策立てろってね」 夏菜子さんは深いため息をつきながら 愚痴を漏らした。 【七日夢病】 ニュースで流れていた謎の病の事 最初は昏睡状態のようになっていて そこから七日間の間に死ぬという 不思議な病、未だ対策は見つかっていない
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